「有機酸で飲水の管理を見直してみませんか?」の記事にて、飲水の管理や有機酸の特徴についてご紹介しましたが、この記事では飲水に添加するタイプの有機酸「Selko pH E」の豚舎での使い方を動画でご紹介します。

準備するもの

・Selko pH E
・自動液体配合器
・水
・ポリタンク
・計量カップ
・pHメーターやリトマス試験紙

Selko pH E

Selko pH Eを畜鶏舎で飲水に添加する際は、飲水ラインにドサトロンなどの自動液体配合器を使用することがおすすめです。自動液体配合器は、飲水ラインに下図のように設置することで、自動で液体を一定の濃度で飲水に添加することができます。

図1:自動液体配合器と飲水ライン

Selko pH Eは酸性であるため、自動液体配合器が酸性に対応した機種であることをあらかじめご確認ください。

添加率を決めて希釈液をセットする

それでは、自動液体配合器にセットする希釈液を用意していきましょう。セットする希釈液を入れるポリタンクの容量と、自動液体配合器の目盛りを何%にするかによって希釈する量が変わりますので、最初に容器の容量と目盛りをご確認ください。
Selko pH Eは飲用水に対し0.1~0.2%の割合で添加する製品で、添加後の飲水のpHが3.5~4.0になるように希釈することを推奨しています。
※Selko pH Eを取り扱う際には、保護手袋・保護衣・保護メガネ等を着用し、眼や皮膚に付着しないようご注意ください。

添加する前後の豚の様子

Selko pH Eを添加する前と後の豚の様子をご覧ください。添加後に勢いよく豚が水を飲んでいる様子がお分かりいただけると思います。

添加する前後の豚の様子

まとめ

【添加する前後の豚の様子】の動画でご覧いただいたように、Selko pH Eを添加すると豚が積極的に水を飲むようになりました。エサをたくさん食べるためにも、水をたくさん飲むことは重要です。