以前の投稿で、2022年におけるブリ属魚類のα溶血性レンサ球菌症の診断結果・薬剤感受性試験結果をご紹介しました。
本稿では、昨年に引き続き2023年の当社における魚病診断結果とレンサ球菌の薬剤感受性試験結果についてご報告いたします。
また、昨年は、例年に比べ秋期(9月~11月)の検査依頼が大変多く、ブリの適性水温を超えた水温上昇や高水温期の長期化による魚体の免疫力低下が、その原因の一つとして考えられました。そこで、過去に当社で実施した高水温期における免疫応答への影響を評価した結果についても併せてご紹介いたします。