「家畜防疫に関する最新情報」はどこで見る?押さえておくべきおすすめの情報サイト

「家畜防疫に関する最新情報」はどこで見る?押さえておくべきおすすめの情報サイト

家畜防疫において重要になるのが「情報収集」。自分の地域や畜種ごとの状況を常に把握することで、いざというときでも早期に対策を講じ、被害を最小限に抑えることが可能です。また、法改正や助成金の給付といった情報も得ることも可能。こうした情報を得るために有効なのが、インターネットの活用です。

この記事では、畜産農場が家畜防疫に関する最新情報を知るためにチェックしておくべき情報サイトをご紹介します。

畜産全般に関する情報

農林水産省 消費・安全

 (560)

最初に紹介するのは、農林水産省消費・安全局 動物衛生課の家畜防疫に関するWebサイトです。家畜伝染病の予防について、国が推し進める対策や、その状況などがさまざまな資料で解説されています。
中でも「家畜衛生週報」や「監視伝染病の発生状況」、「手当金および特別手当金の交付について」では、伝染病に関する取り組みや伝染病の発生状況、手当金などについて最新の情報が発信されています。

厚生労働省

 (559)

厚生労働省のホームページでは、畜産だけではなく「食品中の放射性物質の調査結果」や「衛生管理の制度化に関するQ&A」など、「食品」という大きなテーマで多くの情報が公開されています。

前述した農林水産省 消費・安全局→家畜防疫のWebサイトとともにチェックすることで、食品業界全体の動向を俯瞰的に捉えることができ、適切な衛生管理や事業計画の実行に役立ちます。

家畜保健衛生所

 (558)

家畜保健衛生所は、農林水産省が全国の都道府県164か所に設置している行政機関です。衛生所ごとにホームページが解説され、家畜伝染病の発生予防や家畜衛生に関する思想の普及を目的としてさまざまな情報が発信されています。

管轄エリアの家畜飼養頭数を定期的に発信している家畜保健衛生所や、「家畜衛生だより」を発行している家畜保健衛生所など、地域ならではの情報を得ることができます。

「長野 松本 家畜保健衛生所」など、地域名を入れてネット検索すると、該当するWebサイトが見つかると思いますので、ブックマークしておくとよいでしょう。

九州三県が発信する畜産関連情報

 (557)

九州地方の中で、宮崎県・鹿児島県・熊本県の三県は、これまでに鳥インフルエンザをはじめとした伝染病により、たびたび被害を受けました。その教訓を活かして積極的に家畜防疫に取り組んでいるため、衛生管理への意識が非常に高い自治体といえます。そして、各県が発信している情報の中には、全国の畜産生産者にとって有益なものもあります。

宮崎県のホームページでは、畜産の関連情報として、「家畜伝染病」「家畜防疫対策」「畜産振興対策」など、7つのカテゴリで情報が発信されています。
特に有用なのは、「宮崎県防災・防犯情報メールサービス」。宮崎県民でなくても誰でも無料で登録でき、メールで海外や国内の家畜伝染病の最新情報を得られます。
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/shigoto/chikusangyo/index.html


鹿児島県が発信するメールマガジン「かごしま畜コミ・インフォ」も、畜産に関する情報源として有用。家畜伝染病の発生情報などが随時配信されます。また、毎月29日は「畜産の日」「一斉消毒の日」として定期情報が配信されるほか、畜産に関するイベントの開催情報も届けられます。
http://www.pref.kagoshima.jp/ag07/sangyo-rodo/nogyo/tikusan/topics/kagoshima-chiccomi.html


熊本県も同様に、家畜伝染病の発生に関する情報を無料登録できるメールサービスで配信しています。口蹄疫や鳥インフルエンザといった伝染病の発生状況をいち早く入手でき、農場への侵入防止に役立てることができます。そのほか、県内の気象警報や土砂災害警戒情報、地震や津波などの情報も配信されています。
https://www.pref.kumamoto.jp/kiji_6855.html

農畜産業振興機構ホームページ

 (556)

農畜産業振興機構は農林水産省管轄の独立行政法人。畜産や野菜など、生産者の経営安定対策に向けた実施業務を担っています。

ホームページでは、牛肉や豚肉・鶏肉・牛乳・乳製品・鶏卵といった種別に、生産量や輸入量、在庫などの推移の最新情報が公開されています。

感染症の発生状況や防止策なども踏まえながら、市場の動向から事業計画を立てる際に参考になるでしょう。

JACCネット

 (555)

JA全農が提供する畜産情報サイト「JACCネット」では、加工品の生産動向や飼料の原料情勢など、家畜衛生に関連する情報が掲載されています。

そのなかでも「防疫マニュアル」ではリーフレットで畜産における防疫の重要性や具体的な対策が端的に解説されています。

また、消石灰消毒や衣類洗濯、車両消毒などの方法について解説された動画もわかりやすく、これから本格的に衛生管理に取り組もうとする畜産農場におすすめです。

養豚に関する情報

JPPA(日本養豚協会)

 (554)

JPPA(日本養豚協会)は、日本国内で養豚経営を営む生産者を会員とする一般社団法人です。豚肉自給率の向上や、国産豚肉の消費拡大を目指して活動している団体です。

ホームページの「お知らせ」覧では、CSF(豚熱)やASF(アフリカ豚熱)の発生を阻止するための情報など、養豚生産者にとって有益な情報が発信されています。

酪農に関する情報

中央酪農会議

 (553)

中央酪農会議は、農林省事務次官通達に基づいて設立されました。「指定生乳生産者団体」と「酪農関係全国機関(全中・全農・全酪連・全開連・農中・全共連)」で構成された酪農指導団体です。

ホームページでは、衛生管理の手引書や酪農経営に関する災害緊急支援対策事業についてなど、酪農の防疫に関する情報が満載。また、生乳や主要乳製品の生産量、粗飼料の輸入状況、家計消費の動向など、酪農関係の統計情報も公開されています。

養鶏に関する情報

日本養鶏協会

日本養鶏協会は、1948年に設立された非営利団体です。

養鶏産業の健全な発展と国民の食生活の向上を目指し、消費の促進や養鶏生産物の需給の安定に向けて、養鶏に関する情報の収集や提供などを行っています。

協会のサイトでは養鶏に特化した最新情報が月に5回以上と高頻度で更新されています。特に月次で発行される「日鶏協ニュース」では感染症の状況や鶏卵相場推移、政府の取り組みなどがまとめられ、毎月チェックすることで有意義な情報が得られます。
日本養鶏協会 (552)

家畜防疫の情報収集には生産者同士の連携も重要

家畜防疫を実現するために押さえておくべき情報サイトをご紹介しました。

畜種や地域ごとに有益な情報が得られるサイトを選び、ブックマークをして定期的に閲覧することをおすすめします。

そしてもうひとつ、身近な近隣の情報を迅速に得るために忘れてはいけないのが、地域の畜産の生産者同士との「リアルな繋がり」です。近隣の畜産生産者と連携し、地域防疫に務めることで、日本全体の食の安全が実現できます。
 (887)